クリスマスの飾り付けはまだ間に合う。高さおよそ20センチのツリーを2時間半で出力できました。
モデルの表面だけを印刷
立体データの表面だけ出力することでモデルを手早くプリントできるサーフェスモードというやり方があります。飾りの置物がすぐ欲しいときにはピッタリ。存在はなんとなく知っていたこのオプションを使い3Dプリントしてみました。必要なのは、対応した3Dデータとスライスの設定のふたつです。
対応3Dデータ
今回のクリスマスツリーはこちらのモデルデータをいただきました。
これ以外でモデルを探す場合は’vase’や’vase_mode’または ‘surface_mode’ で検索するといろいろある思います。この表面一層を印刷するやり方は、ちょっと前の記事とかモデルの紹介では ‘Vase Mode'(花瓶モード)と書かれていたりしますが、’Surface Mode’ という新しい呼び方もされているみたいですね。また、グルグルと周回して一筆書きで出力する動作を「スパイラルモード」とも言うそう。壺やロケットのような形状のモデルが多い。
今回は自作ではないですが、底面がペタッとしたオーバハングがそこまで出ないシリンダー状の形というのを心がければ、自作もできそう。
スライス設定
スライサーはUltimaker Cura v4.8.0 を使いました。表面だけ印刷する設定項目はデフォルトでは表示されていないので、Alt > Preferences > Configure Cura > Settings (Setting Visibility) の検索窓に”Surface”と入力してSurface Mode オプションを有効にします。
そしたら、Surface Modeのチェックを入れるだけでOK。スライスして、プリントして、クリスマス飾りが手に入ります。やったぜ。
出典と参考
”Cura Vase Mode: The Basics – Simply Explained”
”Christmas Tree (now with lamp base)
by idig3d November 24, 2016”