DEATH STRANDING のヒッグスのあの仮面をできるだけそれっぽくなるように作った。
作ったと言っても3Dプリンタで出力してスプレーで色を付けただけです。頭蓋骨部分はクリエイティブ・コモンズのものを使わせていただいてます。
頭蓋骨モデルのデータ(CCライセンスに基づく帰属表示)
頭蓋骨のデータはこちらの素敵なものを使用しています。
Human Skull by MakerBot
Published on January 5, 2015
www.thingiverse.com/thing:622390
Creative Commons – Attribution – Share Alike
お面としての整形
土台となる頭蓋骨データは頭全体のモデル。鼻と頬骨以下を切り出して形を作っていきます。
おおよその形を紙に書いて雰囲気を掴みます。お面をかぶる顔は肉がついて骨より幅広だから、そのままの形よりもっと平たく変形が必要なんじゃないかとかこのうちに考える。
この紙のお面を採寸して沿うようにモデルをどんどん変形、整形。また、並行してサイズの合うサングラスを採寸し、メガネ状の部品をモデリング。一緒に表示して現実と設計を合わせます。
ゲームのスクショとにらめっこしつつ気が済むまで調整。3Dプリンタで出力します。
表面処理と塗装
塗装前の表面処理はサポートの跡をナイフで削るくらいで済ませた。ヤスリでのPLA下処理はかなり骨なのです。かと言って回転ツールを使えば熱で溶けてしまう。
サポートを取った段階 サポートの跡がチクチク残っている
ナイフで整えた表面はこんな感じ 塗装のため棒を取り付けてるところ
写真ではわからないけど結構積層痕が目立つ。今回はそのままいきます。
あとはカラー。一層だけ塗装。このゴールド塗料(商品リンク)を使えば一発でカイラル結晶色になります。でも金色として発色がほしいときはクリアオレンジを上から吹かないといけないくらい黄色い。
3Dプリント素材の樹脂のPLAは普通の接着剤でくっつかないので有名(アクリル用接着剤が効く)ですが、塗料も乗りにくい気がする。その上にエナメル塗料という組み合わせのため塗膜はよわよわです。クリアで補強も考えましたが、試し吹きでクリアを吹いたところ発色がガクッと弱まったので、本番はトップコートはなしにしました。剥げてきたらまた同じ塗料をケースリペアスプレーのごとく吹こうと思います。
ケースリペアスプレーを荷物を降ろさなくても吹き付けできるのに気づくまで時間がかかったあ。<デスストプレイの思い出>
サイズ確認メガネも出力してみる。ゆくゆくこのメガネに磁石でくっつけて着用したりできるといいなあとおもってたり。カットシーンでしょっちゅうつけ外しをしてるのの再現をしたい。
ギャラリー
なかなかそれっぽくできたのではないでしょうか。